Maki Shiraki

[東京 17日 ロイター] - ホンダが中国のガソリン車工場4拠点のうち、1拠点を休止することが分かった。もう1拠点も休止を検討している。販売が落ち込む同国で生産能力を適正化し、収益改善を図る。関係者2人が明らかにした。中国での開発体制も抜本的に見直している。

同関係者らによれば、広州汽車集団と合弁を組む広汽ホンダの工場2つのうち1つを今年6月に休止する。東風汽車集団との合弁による東風ホンダの工場も2つのうち1つを2027年に休止する方向で検討している。

ホンダは広州汽車、東風汽車との合弁で中国に6つの四輪車工場を持つが、販売低迷で稼働率が落ちている。6つのうち4つがガソリン車の拠点で、年産能力は計96万台。2工場を休止するとこれが48万台に半減する。24万台の生産能力がある電気自動車(EV)2工場を合わせると、年産能力は120万台から72万台に減る。

ホンダ広報は、中国での生産能力削減に関して、当社が発表したものではなく「お話できることはない」としている。

ホンダは開発体制の見直しも進めている。関係者1人によると、中国での開発はこれまでホンダ現地法人の開発会社が主導してきたが、28年以降は合弁相手の広州汽車と東風汽車が開発を主導し、それぞれのEV工場で複数のEVやプラグインハイブリッド車(PHV)を生産して投入する計画。

同関係者によると、次世代EV「燁(イエ)」シリーズは第1弾の販売不振を受け、第2弾の生産を停止。第3弾の開発も延期した。27年3月に生産を開始する予定だったハイブリッド車も、ホンダがもともと開発して中国で生産する計画だったが、今の車両企画では競争力がないとみて中国メーカーとの協業で企画し直している。

調査会社マークラインズによると、ホンダの2025年の中国販売は前年比24%減の約64万台と5年連続で前年を下回り、160万台だったピーク時の4割にとどまっている。

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