Manya Saini

[16日 ロイター] - 航空宇宙・防衛関連部品メーカーの米アークシスは16日に米ナスダック市場に上場し、株価が急騰した。地政学的な緊張が高まる中、防衛・産業関連銘柄への投資意欲が高まっていることが浮き彫りになった。

公開価格は28ドル。16日は38ドルで寄り付き、38.4%上昇して取引を終えた。

アークシスはIPOで4050万株を放出し、11億3000万ドルを調達した。当局への提出書類に記載された発行済み株式数に基づくと、今回のIPOにおける同社の企業価値は110億ドル超。

アークシスは航空宇宙・防衛、医療技術、特殊産業市場向けに、シール、ガスケット、金属化繊維などの電子・機械部品を製造している。

航空宇宙・防衛関連企業は、需要の高まりを受けた事業拡大資金を確保するため、株式市場を活用する姿勢を強めている。また、地政学的緊張で航空宇宙・防衛機器分野は需要構造に変化が生じており、各国の防衛支出拡大によって好影響を受けやすい銘柄へと投資家は資金を移動させている。

マージャーマーケットの米州株式資本市場共同責任者トロイ・フーパー氏は「中東とウクライナでの戦争で防衛支出が増加し、政府契約の見通しが改善しており、航空宇宙・防衛分野に構造的な追い風をもたらしている」と指摘。「ドローン(無人機)や自律型技術の急速な普及で現代の戦闘が変化し、新たな高成長サプライヤー層を生み出している」と述べた。

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