サカタのタネ<1377>は国内首位の種苗会社で、世界の売上トップ10にも入る規模を誇ります(2023年)。野菜の種子を中心に、苗木・球根・農園芸用品の卸・小売をグローバルに展開しています。
天候不順や災害による不作リスクに備え、種子の調達先を世界中に分散させてリスク管理を徹底している点も、サカタのタネの大きな強みです。食料安全保障の最上流である「種」を扱う企業として、中長期的な成長が期待されます。

穀物相場を好機に変えるには
穀物相場は元来、天候や地政学リスクによって短期的に大きく変動する性質を持ちますが、バイオ燃料への構造的な転換や世界的な人口増という長期的な背景からは、強気なトレンドが続くと見られています。
ただし、穀物先物そのものの値動きを予測するのは困難です。そこで個人投資家としては、農機メーカーや種苗化学会社、また穀物商社といった「穀物ビジネスの恩恵を享受できる関連銘柄」への投資によって、穀物価格上昇の波に乗ることもできるでしょう。
食料安全保障という国家的なテーマとも重なるこの分野は、今後も長期にわたって注目が集まり続けることが期待されており、新たな投資先候補となりそうです。
[筆者]
山下耕太郎(やました・こうたろう)/トレーダー、金融ライター
一橋大学経済学部卒業。証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て、個人投資家・トレーダーに転身。株歴20年以上。現在は、日経225先物・オプションを中心に、現物株・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。趣味はウィンドサーフィン。
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