[パナマ市 16日 ロイター] - パナマ運河庁は16日、液化石油ガス(LPG)船1隻が通過待ちの順番を飛ばすために400万ドルを支払ったとする報道について、運河側が設定した料金ではなく、イラン情勢により同運河の船舶往来が増加する中、一時的な市場の状況によるものだとして重要視しない姿勢を示した。
同庁は声明で「LPG船が落札した最近の入札結果は一時的な市場の変動を反映したもので、パナマ運河が設定した料金によるものではない」と述べた。オークションで支払われた金額は明らかにしなかった。
オークションの落札価格は顧客の緊急性、商業上の優先度、海上運賃、燃料油価格、世界的な需給状況などの要因によって左右されると説明した。
さらに、オークションは通過枠を確保する複数の手段の一つに過ぎず、直前に確実性を求める顧客が主に利用していると指摘した。
ブルームバーグは16日、パナマ運河で混雑が悪化する中、ある船舶がより迅速に通航するため最近のオークションで400万ドルを支払ったと報じていた。
イラン情勢で貿易の流れが混乱し、買い手が代替調達先を模索する中、米国からアジアなどへの輸送量が増加し、パナマ運河の交通量が増加している。
16日時点で102隻が通過を予約しており、25隻が予約なしで待機中となっている。