Amy Lv Ryan Woo
[北京 16日 ロイター] - 中国国家統計局が16日発表した3月の粗鋼生産量は前年同月比6.3%減の8704万トンで、3月としては2020年以来の低水準となった。中東紛争の影響で利益率が低下し、輸出も減少した。
中国は世界最大の鉄鋼生産国。
ロイターがデータに基づいて算出したところ、3月の生産は日量平均281万トン。25年3月は299万トンだった。
第1・四半期は、イラン戦争で海上輸送が滞って原料コストが上昇したことなどから、鉄鋼の利益率は打撃を受けた。
コンサルティング会社ランゲ・スチールのシン・ゲ副ディレクターは「中東紛争による輸送コスト上昇で鉄鉱石などの原材料価格が押し上げられた一方、鉄鋼価格は高い在庫水準により上昇が抑制された」と指摘。「それが鉄鋼の利益率を圧迫し、一部のメーカーが増産を控えた」と述べた。