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[ヨハネスブルク 15日 ロイター] - 中国の電気自動車(EV)大手比亜迪(BYD)は、アフリカ大陸で2番目に大きな自動車市場の南アフリカで競争が激しくなる状況でも意図的に価格競争を避けている。BYD南アフリカのスティーブ・チャン常務理事が15日、新型プラグインハイブリッド車(PHV)のスポーツタイプ多目的車(SUV)の現地発売に合わせて、ロイターのインタビューに対して語った。

南アフリカは中国メーカーを中心にEV、PHV、レンジエクステンダー搭載車、ハイブリッド車の流入が拡大している。各社は内燃機関車がなお主流の市場でシェアを広げようと、大幅な値引き攻勢をかけている。

新参メーカーの多くが発売記念の値引きに頼って販売台数を積み増しているが、チャン氏は異なる道を選んだと述べた。

チャン氏は頻繁に値下げすると中古車価格を損なうとし「最初の購入者や車両の登録価値、ブランド価値を大切にしたい」と述べた。BYDは販促キャンペーンに頼らずに、EVやPHVをガソリン車やディーゼルエンジン車と同等の価格帯で提供する「価格の等価性」に注力しているという。

南アフリカのEV市場はまだ小さいが、販売台数は2025年が前年比7.1%増の1万6716台に達しハイブリッド車やPHVを中心に伸びている。

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