Yuka Obayashi
[東京 16日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。イランがホルムズ海峡周辺での船舶の通過を許可する可能性があるとの報道を受け、米イラン間の緊張緩和への期待が高まり、供給混乱への懸念が相殺された。
0021GMT(日本時間午前9時21分)時点で、北海ブレント先物は0.44ドル(0.5%)安の1バレル=94.49ドル、米WTI先物は0.70ドル(0.8%)安の90.59ドル。
前日の清算値はともにほぼ横ばいだった。
トランプ米政権は15日、イランと戦闘終結に向けた合意に達することに楽観的な見方を示しつつも、イランが強硬な姿勢を崩さなければ、経済的圧力を強めると警告した。
イラン政府に近い関係筋によると、イランは米国との協議で合意が成立し、新たな衝突の回避が確保されることを条件に、ホルムズ海峡のオマーン側の海域を通過する船舶について、攻撃を受ける危険のない自由な航行を認めることを検討する可能性があるという。
フジトミ証券のアナリスト田澤利貴氏は、緊張緩和への期待はあるものの、米イラン間の協議は進展が見られた後も繰り返し決裂してきたことから、多くの投資家は懐疑的な見方を維持していると指摘。
和平合意が成立し、海峡の自由な航行が回復するまで、WTIは80ドルから100ドルの間で変動が続く見通しだと語った。