[北京 15日 ロイター] - 中国の車載電池大手、寧徳時代新能源科技(CATL)が15日発表した2026年第1・四半期決算は、純利益が前年同期比48.5%増の207億元(30億3000万ドル)となった。増益率はLSEGがまとめたアナリスト予想平均の20.9%を大幅に上回り、電気自動車(EV)需要の軟化にもかかわらず、世界シェアを拡大した。
前期の純利益は57.1%増だった。売上高は52.5%増の1291億元で、伸び率は前期の36.6%から加速し、市場予想の35.7%も上回った。
CATLは、イラン情勢に伴う世界的なエネルギーコスト高騰を背景に、再生可能エネルギーの開発を模索する国が増える中、需要の堅調な伸びを見込んで、エネルギー貯蔵システム(ESS)用電池の生産能力を増強している。
調査会社SNEリサーチによると、ESS用電池の出荷量は昨年、前年比80%増となり、CATLは世界市場の30%を占めた。
主力のEV用電池は依然としてCATLの最大の収益源で、SNEリサーチによると、1─2月の世界EV電池使用量のシェアは前年同期の38.7%から42.1%に拡大した。2位の中国BYD(比亜迪)は国内販売の低迷が続き、シェアを16%から13.4%に落とした。
同社は米テスラ、中国の賽力斯集団(セレス)、トヨタ自動車など広範な顧客を抱え、世界シェア首位を維持している。