Shivangi Acharya Manoj Kumar

[ニューデリー 15日 ロイター] - インド商工省が15日発表した3月の貿易統計によると、モノの貿易収支の赤字幅は206億7000万ドルとなった。赤字幅は前月の271億ドルから縮小し、9カ月ぶりの低水準を記録した。米国向け輸出が急増し、中東情勢の緊迫に伴うエネルギー価格上昇の影響を部分的に緩和した。

ロイターのまとめたエコノミスト予想は327億5000万ドルの赤字だった。

3月の輸出は前月の366億1000万ドルから389億2000万ドルに増加し、輸入は637億1000万ドルから595億9000万ドルに減少した。

米国向け輸出は前月比17.4%増の80億2000万ドルに拡大した。最大50%に達していた関税が、米最高裁の判断を受けて10%に引き下げられたことが背景で、繊維製品やエンジニアリング製品の出荷が増加した。

商工省の当局者は記者会見で「中東向け輸出は3月に35億ドル落ち込んだ。これが当月のモノの輸出に影響を与えた」と述べた。

商工省当局者によると、インドは今後数カ月のうちに米国との暫定貿易協定を最終決定することを目指している。別の当局者によると、インドの交渉団は4月20日から米国を訪問し、米国との対面交渉を数カ月ぶりに再開する。

商工省によると、3月に終了した会計年度におけるインドの財・サービス輸出総額は前年比4.22%増の8600億9000万ドル、輸入は6.36%増の9784億ドルで、全体の貿易赤字は前年の946億6000万ドルから約1193億ドルへと拡大した。

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