[ニューヨーク 15日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが小幅安。市場が米国とイランの和平交渉再開の可能性を見極めようとする中、ほぼ横ばい圏で小幅な値動きとなった。
トランプ米大統領はこの日、イランとの紛争が間もなく終結する可能性があり、今後「素晴らしい2日間」を迎えるという認識を示した。一方、パキスタン軍は、軍トップのムニール参謀長がテヘランに到着したと確認した。こうした中、関係筋がロイターに語ったところによると、イスラエルは米イランが先週合意した2週間の停戦が延長されると見込んでいるという。
マネックスUSAのトレーディング担当シニアディレクター、フアン・ペレス氏は「交渉が続くのか、停戦が継続されるのか、そして最終的に緊張が固定化するのか緩和されるのかを見極めようとしているが、事態がどこへ向かうのか正確には誰にも分からない」と指摘。紛争を巡るヘッドラインに振り回される展開の中、「今後は経済成長にも焦点が当てられることになるだろう」と述べた。
主要通貨に対するドル指数は98.286の高値に上昇した後、終値は0.01%安の98.06となった。一時、98.005の日中安値を付けた。これにより、ドル指数は8営業日続落の見通しとなった。前日は97.968と、3月2日以来の安値を付ける場面もあった。
この日発表の経済指標では、3月の輸入物価指数は前月比0.8%上昇した。ロイターがまとめたエコノミスト予想(2.0%上昇)を下回る伸びにとどまったものの、中東紛争による原油価格の上昇とサプライチェーンの混乱により、輸入インフレ圧力が強まる傾向が続いている。
こうした中、ベセント財務長官はイランとの戦闘の影響で米経済は4─6月期に減速する可能性があるものの、経済の基調は良好なため、回復するとの見方を示したほか、原油高でインフレ期待が押し上げられる事態にはなっていないとの認識を示した。
ドル/円0.18%高の159.05円と、2024年7月に日本当局が市場介入を実施した160円に迫る水準となった。
英ポンドは対ドルで0.06%高の1.3572ドルとなった。
ドル/円 NY午後3時 159.02/159.03
始値 158.96
高値 159.15
安値 158.76
ユーロ/ドル NY午後3時 1.1800/1.1801
始値 1.1776
高値 1.1807
安値 1.1774