Parisa Hafezi Jonathan Saul Steve Holland

[ドバイ 15日 ロイター] - イランは、米国との協議で合意が成立し新たな衝突の回避が確保されることを条件に、ホルムズ海峡のオマーン側の海域を通過する船舶について、攻撃を受ける危険のない自由な航行を認めることを検討する可能性がある。イラン政府に近い関係筋が15日、ロイターに対し明らかにした。イランが米国との交渉で提示している提案の一部という。

イランとオマーンの間に位置するホルムズ海峡の幅は約34キロ。関係筋によると、イランはホルムズ海峡のオマーン領海に属する側について、イランによる妨害を受けるリスクなしに船舶の通航を認める用意がある可能性がある。ただ、イランが当該海域に敷設した可能性のある機雷を除去することに同意するか、また、イスラエルに関連する船舶を含む全ての船舶が自由に通航できるかについては言及しなかった。

米国とイランは戦闘終結に向けた協議の継続を模索しているが、エネルギー輸送の要衝ホルムズ海峡の管理を巡る問題が交渉の主要な争点になっている。関係筋は、イランの提案はホルムズ海峡を巡る交渉の打開に向けた動きの中核となる条件で、米国がイランの要求に応じる用意があるかにかかっているとしている。

この件に関して米ホワイトハウスは現時点でコメントしていない。イラン外務省からもコメントは得られていない。

西側諸国の関係筋によると、ホルムズ海峡のオマーン領海部分の自由通航を認める案は以前から検討されてきた。ただ、米国がこれまでに反応したかは分からないという。

イランはこれまでにホルムズ海峡を通航する船舶に通航料を課す案など、強硬的な対応を提示。海峡のオマーン領海側の自由通航を認めることを検討するという案は、イランが態度を軟化させる第一歩になる可能性がある。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。