Lucia Mutikani

[ワシントン 15日 ロイター] - 米労働省労働統計局が15日に発表した3月の輸入物価指数は前月比0.8%上昇した。ロイターがまとめたエコノミスト予想(2.0%上昇)を下回る伸びにとどまったものの、中東紛争による原油価格の上昇とサプライチェーンの混乱により、輸入インフレ圧力が強まる傾向が続いている。

エコノミストらは、原油価格の高騰は4月のデータに反映されると予想している。ブリーン・キャピタルのチーフ経済アドバイザー、ジョン・ライディング氏は「輸入価格の上昇幅が予想を下回ったのは、米国の港に到着した原油の出荷時期と原油のスポット価格のタイミングのずれを反映している可能性が高い。3月に米国に到着した原油の平均価格は7.8%上昇にとどまったが、ブレント原油価格は45.5%上昇した。3月の原油価格上昇の大部分は、今回の数字にはまだ反映されていない」と指摘した。

2月分は1.3%上昇から0.9%上昇に下方改定された。

3月は前年比では2.1%上昇し、2024年12月以来最大の伸びとなった。

輸入燃料価格は2.9%上昇。2月は2.4%上昇だった。2月末に始まった米・イスラエルによるイランとの戦争以来、原油価格は35%超急騰している。

輸入食品価格は0.5%上昇。

燃料と食品を除くコア輸入価格は0.6%上昇。2月は0.9%上昇だった。コア輸入物価は前年同月比では3.5%上昇した。

輸入資本財の価格は0.5%上昇した。非電気機械および自動車を除く輸送機器の価格が大幅に上昇したことが影響した。

自動車を除く輸入消費財の価格は0.4%上昇した。輸入航空旅客運賃は2.0%上昇した。2月には0.4%下落していた。

中国からの輸入品価格は0.7%上昇し、2021年12月以来最大の伸びとなった。前年同期比では1.1%下落した。

メキシコからの輸入品価格は0.8%上昇した。

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