[15日 ロイター] - ゴールドマン・サックスは14日、ホルムズ海峡の通航を含む中東情勢の不確実性を踏まえ、2026年の平均油価予測に上方および下方のリスクがあると指摘した。

26年の平均価格予測は北海ブレント原油が1バレル=83ドル、WTI原油が78ドル。

最大の上方リスクは、ホルムズ海峡経由の石油輸送量の減少。同海峡を通過する石油輸送量は日量210万バレルと平時の10%にとどまっていると指摘した。

一方、下方リスクは、中東湾岸での原油生産停止の規模で、3月中旬の同社の推計値を下回っている。米イランの一時停戦、和平合意期待の高まりは、地政学リスクプレミアムを緩和し、さらなる価格下押し圧力となる。

公式統計などで把握できる世界の石油在庫の減少ペースが著しく鈍化していると指摘した。推定減少量は、月初は日量約700万バレルだったが、過去1週間は200万バレル程度に縮小したという。こうした鈍化は、在庫取り崩しにおいて非OECDアジア諸国の陸上在庫の取り崩しの割合が増えていること、あるいは需要の落ち込みが加速していることを反映している可能性があるとした。

4月のナフサ需要は2月の水準を日量約130万バレル下回ると予想。ジェット燃料需要はトレンドを日量50万バレル下回ると見込んだ。

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