Hiroko Hamada
[東京 15日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続伸し、前営業日比256円85銭高の5万8134円24銭で取引を終えた。米国とイランによる再協議への思惑が投資家心理を支え、日経平均は節目の5万8000円台に乗せた。日経平均が同水準を回復するのは、3月2日以来。指数寄与度の大きいハイテク株の一角が買われたほか、好決算を公表した銘柄への物色も相場を支えた。
日経平均は前営業日比387円高でスタートした後、上げ幅を拡大し、前場前半に一時708円高の5万8585円95銭まで上昇。指数寄与度の大きいAI(人工知能)・半導体関連が買われ、指数を押し上げた。米WTI原油先物が1バレル=90ドル台で推移するなど、下落基調となっていることも支えとなった。
ただ、騰勢は続かずその後は上げ幅を縮小し、一進一退の動きが継続。後場後半には151円高の水準まで上げ幅が縮小する場面もあった。後場中盤にはオランダのASMLの決算が伝わり、一部の半導体株がマイナス転換するなど、指数の重しとなった。
T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー・浪岡宏氏は「マーケットはやや楽観論に傾き過ぎている面もあるが、モメンタムは強く目先は年初来高値を上抜けることも想定される」と話している。
ただ、「足元では半導体株など一部のセクターが指数を押し上げる格好となっており、相場全体が堅調なわけではなさそうだ」(浪岡氏)との指摘もあった。グロース銘柄の寄与が大きい日経平均とバリュー株の影響が出やすいTOPIXの比率を示すNT倍率は一時15.49倍まで上昇、2025年11月5日以来の高水準となった。
TOPIXは0.4%高の3770.33ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.4%高の1943.43ポイントだった。プライム市場の売買代金は9兆2241億9200万円だった。東証33業種では、情報・通信、証券、商品先物取引、銀行など19業種が値上がり。非鉄金属、鉱業、卸売など13業種が値下がりし、その他製品は変わらずだった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.76%高の776.24ポイントと、小幅に続伸した。
個別では、ソフトバンクグループ、アドバンテストが上昇。前日に決算を発表したベイカレント、マネーフォワードは大幅高となった。
一方、キオクシアホールディングス、フジクラが大幅安となった。主力株では、トヨタ自動車やソニーグループがしっかりだった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1020銘柄(64%)に対し、値下がりが518銘柄(32%)、変わらずが38銘柄(2%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 58134.24 +256.85 58265.18 58,028.75
─58,585.95
TOPIX 3770.33 +15.06 3783.06 3,763.63─
3,795.52
プライム市場指数 1943.43 +7.67 1950.56 1,940.00─
1,956.41
スタンダード市場指数 1678.15 +0.44 1686.27 1,673.77─
1,692.01
グロース市場指数 1001.46 +7.08 1002.03 995.04─1,
010.86
グロース250指数 776.24 +5.89 776.78 770.68─78
4.24
東証出来高(万株) 243539 東証売買代金(億 92241.92
円)