[ソウル 15日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)の次期総裁に指名された申鉉松氏は15日、イラン戦争による供給サイドのショックが長期的なインフレ圧力につながる場合、中銀は対応せざるを得ないと述べ、金融政策を引き締める可能性を示唆した。

国会での承認公聴会で、議員から政策の方向性について問われ、「重大な試練が迫っている。中東危機が早期に解決されない現状を踏まえると、物価上昇圧力は続くとみている」と述べた。

「もしそれが長期にわたって続けば、インフレ期待やコアインフレに反映され、全体的なインフレにつながるため、その際には金融政策が確実に役割を果たすことになるだろう」と語った。

中銀は10日の会合で、政策金利を2.50%に据え置いた。李昌ヨン総裁は20日に任期が終了する。

申氏は成長よりも物価面でのリスクが高いとみているかとの問いには、物価の安定は安定した経済成長を実現するための最優先事項だと述べ、輸入コストの高騰によりインフレは「加速する見通しだ」と指摘した。

また、為替相場に対するこれまでの中立的な姿勢を転換し、ウォンの「急激な下落」に警告を発するとともに、為替変動が過度になった場合は介入すると表明した。

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