MKさんは、乗務員がバッファゾーンの設置を拒否した瞬間を動画に収め、インスタグラム(@barelyreactive)で公開した。彼女は日頃からアレルギーに関する情報や個人的な体験を発信しており、今回の件もピーナツアレルギーと共に生きる現実を伝える機会と捉えている。
動画には、「ユナイテッド航空が、乗客の命を守るための医療的配慮を拒否した瞬間」というテロップが添えられている。動画は瞬く間に拡散され、本稿執筆時点で1920万回以上再生され、「いいね」は25万7000件を超えている。
この映像はユナイテッド航空側の目にも留まり、同社はMKさんに謝罪した上で、状況を調査すると申し出た。
幸い、今回のフライトでMKさんの身にトラブルは起きなかったが、不安がなかったわけではない。
「軽んじられたと感じた。アレルギー反応で死ぬ可能性もあるのに、あの対応からは事の重大さが感じられなかった。私の要求は、正当な医療上の配慮ではなく、単なる『面倒な頼み事』として扱われたように思う」
投稿には否定的なコメントも多く寄せられており、「食物アレルギーがいかに誤解されているかを痛感した」とMKさんは言う。
それでもMKさんは、今後も啓発活動を続けていくと誓っている。自身のプラットフォーム「Barely Reactive」を活用し、「世界中にいる何百万人もの食物アレルギー患者の代弁者であり続けたい」と語っている。
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