重度のピーナツアレルギーを持つ女性が、ユナイテッド航空から「医療的配慮を拒否」され、「面倒な頼み事」として切り捨てられたと訴えている。

米国在住の大学生のMKさん(21、本名非公開)は、ピーナツに誤って触れると重篤な反応やアナフィラキシーショックを引き起こすなど、命にかかわる恐れがある。そのため、常に警戒し、予防策を講じてきた。

MKさんは、自分の口にするものだけでなく、周囲の人が食べているものにも気を配らなければならない。3月下旬、彼女はユナイテッド航空の機内での出来事を動画に収めた。客室乗務員に対し、自分の周囲に「バッファゾーン(緩衝地帯)」を設けることと、付近の乗客にピーナツを含む食品の摂取を控えるようアナウンスを求めた際のものだ。

驚いたことに、MKさんは乗務員から「それは許可されていない」と告げられ、代わりにユナイテッド航空へメールを送るよう促された。彼女は事前に航空会社へ連絡し、アレルギーについて通知していたにもかかわらず、要求は拒否されたのだ。

ユナイテッド航空のポリシーによれば、重度の食物アレルギーを持つ乗客は、離陸前に客室乗務員に申し出ることになっている。申し出を受けた乗務員は、近くの席の乗客に対し「持ち込んだアレルゲンを含む食品を食べないよう」依頼することとしている。ただし、「持ち込んだ食品の摂取を強制的にやめさせることはできない」との注釈もある。

MKさんはこう振り返る。「拒否されたときは驚いた。ユナイテッド航空も他社も数えきれないほど利用してきたが、こんな対応は初めてだ。これまでのフライトでは、乗務員は協力的で、問題なくバッファゾーンを設けてくれていた」

「ピーナツの匂いだけで体調を崩すほど敏感な人もいるし、残留物に触れるだけでアレルギー反応が出ることもある。バッファゾーンを作ることは、意図しない接触のリスクを直接減らし、ひいては発症の可能性を抑えることにつながる。これは決して無理な要求ではなく、彼らのポリシーにも明記されている」

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命を落とす可能性もある