Siyi Liu Florence Tan

[13日 ロイター] - サウジアラビアの中国に対する原油輸出が、5月は過去最低量に減る見通しだ。米・イスラエルとイランの紛争で原油価格が高騰するとともに、出荷に支障を来しているためだ。

複数の情報筋によると、サウジ国営石油会社サウジアラムコが5月に中国顧客向けに出荷する原油は約2000万バレル、日量では約64万5161バレルと、過去最低に落ち込む見通し。ケプラーとロイターのデータでは、1月と2月の出荷量はそれぞれ約4500万バレルだったため、半分以下に減る計算だ。

情報筋によると、中国石油大手の中国石油化工(シノ‌ペック)と栄盛石化は5月の引き取り量を大幅に減らした。

サウジは先週、5月積み「アラブ・ライト」原油のアジア向け公式販売価格(OSP)について、オマーン・ドバイ平均に対するプレミアムを1バレル当たりプラス19.50ドルと過去最高に設定し、前月から17ドル引き上げた。この価格高騰を受け、一部の精油業者は引き取りを減らしたという。

中東紛争の勃発以来、サウジはホルムズ海峡を避け、東西パイプライン経由で紅海のヤンブー港に原油を送り込んで輸出している。

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