日本は空港の対応についても、全く心配はいらない。スカイトラックスの格付けでは、羽田空港は世界に9カ所しかない5つ星評価の空港の1つであり、同社は羽田に「世界で最も清潔な空港」の称号を与えている。パリのシャルル・ドゴール国際空港から羽田に着くと、まるでシャワーを浴びた後のような気分になる。

フランスのある大手企業の東京支社長は「羽田空港では、トイレの床でも食事ができる」と私に言った。羽田空港の清掃員の1人である新津春子は、その熱心な仕事ぶりから日本のメディアで「掃除の神様」とまで呼ばれている。成田空港もスカイトラックスの格付けで、4つ星の評価を獲得している(4つ星の空港は世界で45カ所)。

成田空港と東京都心を結ぶ交通事情も大幅に改善された。羽田空港と都心を結ぶ京浜急行電鉄も、品川駅周辺の開発が進むなかで、より速く近代的になっていくはずだ。

パリでもバンコクでもニューヨークでも、日本の航空会社を利用すれば、日本の鉄道やレストランや小売店の「おもてなし」と同じ質のサービスを受けられる。日本人の海外旅行客が減り、外国人の訪日旅行が増えるなか、日本の航空会社が提供する質の高いサービスは、日本の観光産業を潤す最大の武器の1つになるだろう。

※本誌10/2号(9/26発売)「エアライン大革命」特集はこちらからお買い求めになれます。
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます