Asif Shahzad Mubasher Bukhari Timour Azhari
[イスラマバード/ドバイ 11日 ロイター] - サウジアラビア国防省は11日、パキスタンが両国の防衛協定に基づき、安全保障強化のため戦闘機などをサウジに派遣したと発表した。パキスタンの首都イスラマバードでは同日、米国とイランの戦闘終結に向けた協議が行われた。
同省は声明で、パキスタンの戦闘機と支援機が同国東部州の空軍基地に到着したと明らかにした。両国の防衛協力を強化し、地域および国際的な安全保障と安定を支援することが目的と説明した。
パキスタン政府高官を含む3人の関係筋によると、今回の派遣はサウジの主要なエネルギー施設がイランの攻撃を受け、サウジ人1人が死亡したことを受けて行われた。
パキスタン政府高官は、派遣は「攻撃目的ではない」と述べた。
関係筋によると、サウジのジュベイル工業都市の石油化学施設が6日にイランの攻撃を受けたことで、パキスタンではサウジが報復に踏み切り、イランを巡る和平協議が危うくなる可能性があるとの懸念が高まった。
今回の派遣は、さらなる攻撃があった場合にパキスタンがサウジ防衛を支援すると改めて確認することが狙いだったという。
サウジとパキスタンは昨年9月に相互防衛協定を結び、いずれかの国が侵略を受ければ双方に対する攻撃と見なすことで合意。これにより、数十年にわたる安全保障協力が大幅に深化した。