Mayu Sakoda

[東京 10日 ロイター] - 来週の東京株式市場は、神経質な値動きが想定される。引き続き中東情勢や原油価格の動向を背景⁠に乱高下する可能性がある。加えて、海外の半導体企業や金融機関の決算発表が相次ぐ予定で、内容に注目が集まっている。日経平均は上にも下にも大きく振れ⁠る可能性があるという。

日経平均の予想レンジは5万4000円─5万8000円

来週は台湾積体電路製造(TSMC)、オラン⁠ダのASMLが決算を控える。りそなアセットマネジメントの黒瀬浩一チーフ・ストラテジストは、人工知能(AI)を巡る過剰投資懸念は根強いものの、中東情勢の緊迫化で市場の関心がそらされていたと指摘、「AI需要が⁠確かなものかを確認する局面に入るだろう」とみている。

米国とイランの和平協議は、⁠日⁠本時間11日にパキスタンの首都イスラマバードで始まる予定で、内容次第では週明けの相場の方向性を左右する可能性がある。

米国ではゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・ス⁠タンレー、ブラックロックなどの金融機関が決算を発表する。プライベートクレジット(ノンバンク融資)のデフォルト(債務不履行)懸念が高まる中、経営陣の発言に関心が集まりそうだ。

そのほか、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、国際通貨基金(IMF)世界経済見通しが発表される。IMFのゲ⁠オルギエワ専務理事は見通し引き下げの可能性に言及しており、市場では「(引き下げられれば)リセッション懸念が一段と高まる可能性があり、警戒が必要」(信託銀行の投資調査部長)との声が聞かれた。

*イベントダイアリー[M/DJP] 

*経済指標予測 [JP/FOR]

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