Haripriya Suresh Sai Ishwarbharath B

[バンガロール 9日 ロイター] - インドのITサービス大手、タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)が9日⁠発表した2026年度第4・四半期(1─3月)決算は、売上高・純利益ともに市場予想を上回った。新しい人工知能(AI)モデルやツールの普及が⁠同社のサービス需要を阻害するとの懸念を一掃し⁠た。

売上高は前年同期比9.7%増の7069億8000万ルピー(76億3000万ドル)となり、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の6949億4000万ルピーを上回った。純利益は同12.2%増の1371億8000万ルピー(14億8000万ドル)で、アナリスト予想(1364億6000万ルピー)⁠を超えた。

アーティ・スブラマニアン最高執行責任者(COO)⁠は「26年度⁠は業界を問わず企業によるAI導入にとって極めて重要な1年だった。22年後半に生成AIが登場して以降初めて、実験段階から大規模なAI導入への移行が著しく進展した」と指摘し⁠た。

TCSはAIサービスも提供している。第4・四半期のAI関連売上高は年換算で23億ドルを超え、第3・四半期の18億ドルから増えた。

ただ何人かのアナリストは、AIサービスの収入についてTCSが現在展開している事業規模や将来のAI計画との比較⁠では極めて小さいとの見方や、TCSはAI分野で立ち後れていないが先行的な立場でもなく、今後は拡大可能なAI主導の事業モデルへ移行できるかどうかにかかっているとの声が聞かれた。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。