Jason Hovet
[8日 ロイター] - 世界銀行は8日、最新予測を発表し、中東紛争でエネルギー価格が大幅ながら一時的に上昇するシナリオでは、20カ国を超える欧州・中央アジアの新興・開発途上国が今年、急激な景気減速に直面するとの見通しを示した。
世銀は、エネルギー輸出国は商品価格上昇で一時的に恩恵を受ける可能性が高いものの、大半はエネルギー輸入国で、財政・経常収支面で圧力が高まる公算が大きいと指摘。その結果、26年の地域全体の成長率は2.1%と25年の2.6%から減速すると予想し、1月に示した2.2%から下方修正した。ただ、25年の1.0%から0.8%に減速する見通しのロシアを除外すれば、2.9%になる見通しという。
各国の成長率予想は、開戦5年目となるウクライナが1.2%に減速、エネルギー・食料価格高騰による消費の圧迫でトルコが2.8%(1月の3.7%から下方修正)、ポーランドも3.1%に減速などとなっている。