[8日 ロイター] - 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」を開発した米オープンAIのサラ ・フライヤー最高財務責任者(CFO)は8日の米CNBCテレビで、新規株式公開(IPO)の際の株式売り出しで一部を個人投資家に割り当てる計画を明らかにした。オープンAIは米株式市場での上場に向けて準備を進めている。
ロイターの昨年の報道は、オープンAIが早ければ2026年下半期にも米証券取引委員会(SEC)に申請を行う見通しで、上場時の時価総額は最大で1兆ドルに達する可能性があるとしていた。
フライヤー氏は直近の資金調達ラウンドで個人投資家への反応を探ったところ「非常に強い需要」があったと紹介。個人投資家から10億ドルの調達を目標としていたのに対し、3倍の30億ドル超を確保したと説明した。IPOのスケジュールについては言及を避けつつ、オープンAIの規模の企業にとって「上場企業のように見え、感じられ、振る舞うこと」は「健全な経営姿勢」だと訴えた。
オープンAIは直近の資金調達ラウンドで個人投資家からの30億ドル超を含めて1220億ドルを確保し、企業価値が8520億ドルに達した。
IPOでの株式売り出しは従来、主に大口の機関投資家向けで、個人投資家向けの株式は全体の5―10%にとどまっている。
これに対し、今月初めに機密扱いでIPOを申請した米宇宙関連企業スペースXは、株式売り出しの最大30%を個人投資家に割り当てる計画を立てている。