[パナマ市 8日 ロイター] - 香港の複合企業CKハチソンのパナマ子会社は、米中を巻き込んだ法廷闘争の中心となってい⁠るパナマ運河近くの2つの戦略的港湾の買収を巡り、マースクを相手取った仲裁手続きを開始した。

同子会社パナマ・ポーツ・カンパニー(PPC)は発表文で、⁠マースクがパナマ政府に同調し、バルボア港運営からPPCを排除し、マース⁠ク系列の運営会社への置き換えを支援したことで、長期契約に違反したと訴えている。

パナマ最高裁は1月下旬、パナマ運河の両側に位置する太平洋側のバルボア・ターミナルと大西洋側のク⁠リストバル・ターミナルの運営権をPPCに付与した法的枠組みを無効とした。

これ⁠を受⁠け、パナマ政府は両ターミナルの運営について、それぞれマースクおよびメディテラニアン・シッピング・カンパニー(MSC)の子会社に暫定ライセンスを付与。PPCは以前、契約の解除と暫定ライセンス⁠の付与は「違法」だと述べていた。

PPCは3月下旬、パナマに対する国際仲裁の対象を拡大し、損害賠償請求額が20億ドル以上に増額されたと発表した。

PPCは、仲裁はロンドンで行われるとし、マースクに対する請求は「契約違反および投資家に対する不利益な行為についてパナマ⁠の責任を追及する」という自社の継続的な取り組みとは別個のものと説明している。

マースクはロイターへの声明で、ハチソン子会社側の主張を否定し「当社が責任を負うとは考えておらず、適切な場で対応する」とした。

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