[24日 ロイター] - 人工知能(AI)開発の米オープンAIは24日、動画生成AI「Sora(ソラ)」の提供を終了すると発表した。年内に見込まれる上場を見据え、コーディングツールや企業向けサービスなど、より収益性の高い分野に事業を集中させる。
ソラの開発チームはXに「ソラに別れを告げる。このニュースが残念なものであることは承知している」と投稿。詳細については今後公表するとした。
これに伴い、オープンAIは昨年12月に発表されたウォルト・ディズニーとの提携も終了させる。関係者によると、24日にも両社のチームがソラ関連プロジェクトで共同作業を行っており、ディズニー側にとって提携打ち切りの発表は寝耳に水だったという。
提携は3年間の予定で、ディズニーはオープンAIに10億ドルを出資し、生成AI動画に200以上の人気キャラクター使用を認める内容だった。しかし関係者2人によると、両社間の契約は最終的に成立しておらず、出資は実行されていなかったという。
ディズニーの広報担当は「動画生成事業から撤退し別の分野に優先順位を移すというオープンAIの決定を尊重する」とコメントした。関係者によると、両社は別の形での提携や投資の可能性について協議しているという。
オープンAIの幹部らは現在、ロボティクスや汎用人工知能(AGI)の構築などの分野に注力しており、さまざまな機能を一つのスーパーアプリに統合する方針を進めている。
今回の動きは新興AI企業やテック大手との競争が激化する中、オープンAIが企業向け製品やコーディング関連製品の強化を求める圧力に直面していることを受けたものだ。
アンソロピックはコーディングに特化した「クロード・コード」が人気を集めており、企業向け市場で優位に立っている。