Erin Banco Phil Stewart
[ワシントン 17日 ロイター] - 米国家テロ対策センターのケント所長が17日、辞任した。イランでの戦争を支持できないと説明した。トランプ政権でイラン情勢を理由に辞任する初の政権幹部となる。
ケント氏はXに投稿したトランプ大統領宛ての書簡で「良心に照らして、進行中のイランでの戦争を支持することはできない。イランは米国に差し迫った脅威を与えておらず、この戦争はイスラエルとその米国内の強力なロビー団体の圧力によって始まったことは明らかだ」と述べた。
トランプ大統領は記者団に対し、ケント氏が「安全保障について非常に弱腰だった」とし、辞任は良いことだとコメントした。
ホワイトハウスのレビット報道官は声明で、ケント氏の書簡には「虚偽の主張」が含まれると指摘。「トランプ大統領が明言したように、イランが米国を先に攻撃するという強力かつ説得力のある証拠があった」とし、「この証拠は多くの情報源と要素からまとめられたものだ」と述べた。
ケント氏は「米国第一主義」の信条で知られ、海外への軍事介入に反対の立場を示していた。それでも、ある当局者はケント氏の辞任は意外だったと述べた。
ケント氏はギャバード米国家情報長官と近い関係にある。対イラン軍事作戦開始以降、同長官が公の場に姿を見せたのは、イランで死亡した米兵の遺体が移送された時のみだ。
ギャバード氏は17日、「トランプ大統領は提示された全ての情報を慎重に検討した結果、イランの政権が差し迫った脅威だと結論付け、その結論に基づいて行動を起こした」と交流サイト(SNS)に投稿した。