Timothy Gardner Susan Heavey

[ワシントン 12日 ロイター] - トランプ米大統領は12日、対イラン軍事作戦に伴う原油価格の上昇から米国は大きな利益を得ることができる⁠と述べた。これに対し一部の議員からは、富裕層のことしか気にかけていないと批判が上がっている。

トランプ氏は交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、米国は世界最大⁠の産油国で、「石油価格が上昇すれば莫大な利益を得られる」と主張。同時に「大統⁠領である私にとってはるかに大きな重要性を持つのは、邪悪な帝国であるイランが核兵器を保有し、中東、そして世界を破壊するのを阻止することだ」と述べた。

民主党のマーク・ケリー上院議員(アリゾナ州選出)は、トランプ氏が始⁠めた戦争によって米労働者が打撃を受けているとXに投稿。「ガソリン価格高騰の恩恵を受けてい⁠るの⁠は大手石油会社だけだ」とし、「トランプ氏が喜んでいるのは当然だ。彼は裕福な人々しか気にかけたことがないからだ」と書き込んだ。

このほか少なくとも2人の民主党下院議員もXで同様のコメントをした。

共和党のトム・ティリス上院議員(ノースカロライ⁠ナ州選出)はトランプ氏の投稿について質問されたのに対し、大統領と政権は戦争とそのコストについて長い目で見ているかもしれないが、ほとんどの米国人は1週間ごとの予算でやりくりしていると述べた。

ホワイトハウスのデサイ報道官は、トランプ氏の発言への批判を「ばかげている」と一蹴した。米国とイスラエルによる⁠対イラン作戦に伴う「短期的な混乱」が終われば、石油・ガスの価格は下がるとの見方を示した。

「大統領の言いたかったのは、この政権のエネルギー優位政策のおかげで、米国は現在世界最大の石油・ガス生産国であり、石油の純輸出国でもあるということだ」と述べた。

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