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Alex Lawler

[ロンドン 12日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は12日、中東での戦争が史上最大の石油供⁠給混乱を引き起こしているとの認識を示した。

最新の石油市場月報で、ホルムズ海峡が封鎖されたことにより、3月の世界の供給量は日量800万バレルの減少が予想される指摘。これは世界需要⁠のほぼ8%に相当する。

しかし、一部の湾岸産油国による海峡を迂回する輸出ルート利用で4月には供⁠給増加の可能性があるとし、今年の生産量は依然として世界需要を上回るペースで拡大するとの見通しを示した。

イラク、カタール、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)、サウジアラビアなど中東湾岸諸国が紛争の影響で総生産量を少なく⁠とも日量1000万バレル削減したとし、海上輸送が早期に再開されなければ削減幅は拡大すると指摘。「⁠停止した⁠上流生産が危機前の水準に戻るには、油田の複雑さや労働者・設備・資源の復帰時期にもよるが、数週間から場合によっては数カ月を要するだろう」と述べた。

IEAのビロル事務局長は、加盟国による石油備蓄の協調放出合意は、ホルムズ海峡⁠の事実上の封鎖で「極めて重大な局面」にあるエネルギー市場に「強いインパクト」を与えていると述べた。

IEAは3・4月の世界需要は当初の予測より日量約100万バレル減少すると予想。年間では日量64万バレル増加するとし、前回予想から21万バレル引き下げた。これは石油輸出国機構(OPEC)が11日発表した予測の約半分となる。

今年の世界供給は日量110万バレル増加⁠する見込みとし、先月の予想240万バレルから縮小した。

IEAの予測によると、今年の供給は需要を日量246万バレル上回ると予想、先月の373万バレルから引き下げた。

ただサウジとUAEによるホルムズ海峡迂回ルート利用の取り組みが強化されているため、4ー6月に世界供給量の増加につながる可能性があるとした。

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