Kanishka Singh Ismail Shakil Humeyra Pamuk

[ワシントン 7日 ロイター] - トランプ米政権は、イスラエルへの2万個以上の爆弾(総額約6億5000万ドル相当)の⁠売却を迅速に進めるため、緊急権限を行使して必要な議会の手続きを迂回した。事情に詳しい2人の米当局者が明らかにした。

米国務省は6日夜の⁠声明で、ルビオ国務長官がイスラエルへの即時売却を必要とす⁠る緊急性があると判断し、売却に関する議会の審査要件を免除したと発表した。

この兵器パッケージには、イスラエルが要請していた重量1000ポンドのBLU-110A/B汎用爆弾1万2000個が含まれている。

国務省は「この売却⁠案は米国の外交政策と国家安全保障に寄与する」と述べた。

同省当局者⁠は7日、⁠追加情報を提供し、今回の売却には過去の売却内容の修正として500ポンドのBLU-111汎用爆弾も含まれると説明。さらにイスラエルが直接商業販売(DCS)を通じて2億9800万ドル相当の重要な弾薬を追加購入する⁠と述べた。

米国とイスラエルは1週間前にイランに対する攻撃を開始した。

米民主党のグレゴリー・ミークス下院議員は、ルビオ氏が緊急権限を行使して議会の審査を回避した決定について、イラン戦争への準備不足を示していると指摘した。

「トランプ⁠政権は完全な準備が整っていると繰り返し主張してきた。議会を迂回するため緊急権限の発動を急ぐ行為は全く異なる現実を物語っている。これはトランプ政権が自ら招いた緊急事態だ」と声明で述べた。

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