Ahmed Rasheed Aref Mohammed

[バグダッド 8日 ロイター] - イラク南部の主要油田での原油生産量は、米国とイスラエルのイラン攻⁠撃によりホルムズ海峡経由で原油を輸出できなくなったことを受け、7割減の1日当たり130万バレルとなった。業界関係者が8日明らかにした。

紛⁠争開始前の同油田での生産量は、1日当たり約430万バレルだった。

南部油田⁠の生産・輸出業務を管理する国営バスラ石油の関係者は、「原油貯蔵は最大容量に達しており、大幅減産後に残る生産分は国内の製油所への供給に充てられ⁠る」と述べた。

ホルムズ海峡は国際原油輸送の要衝の一つで、世界⁠の原⁠油や液化天然ガス輸送の約5分の1が通過する。

関係筋によると、イラクの原油輸出量も大幅に減少し、8日には1日当たり平均で約80万バレルとなった。船舶が海峡を自由に通行してイラク南⁠部のターミナルに向かうことができず、積み込みを行ったタンカーは2隻にとどまった。

イラク石油省の文書によると、2月のイラク南部油田からの原油輸出量は1日当たり333万4000バレルだった。

原油生産と輸出の減少は、もともと脆弱(ぜいじゃ⁠く)なイラク財政をさらに圧迫する見通しだ。同国政府は歳入の90%超を原油販売に依存している。

石油省の高官は、「これはイラクが20年以上で直面した中で最も深刻な操業上の脅威だ」と述べた。

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