[パリ 6日 ロイター] - 国連食糧農業機関(FAO)が6日発表した2月の世界の食料品価格は、前月まで5カ月連続⁠の下落から上昇に転じた。乳製品と砂糖が下落したが、穀物、肉類、大半の植物油が上昇した。

FAO食価格指数は平均125.3ポイン⁠ト。1月改定値の124.2ポイントから上昇した。前年比では1%低下。⁠ロシアによるウクライナ全面侵攻後の2022年3月のピークから約22%低い水準にある。

穀物は前月比1.1%上昇。小麦は1.8%上昇。欧州・米国の天候リスク、ロシアや黒海地域での物⁠流混乱が続いていることが背景。コメも0.4%上昇した。

植物油は3.3%上⁠昇し、22年6月⁠以来の高水準。パーム油は世界的な需要堅調や東南アジアの生産量減少、大豆油は米国におけるバイオ燃料への政策支援期待で上昇した。

肉類は0.8%上昇。羊肉⁠の記録的高値、米中の牛肉需要の増加が押し上げた。

乳製品は1.2%下落。主因は欧州連合(EU)のチーズ価格下落。ただ脱脂粉乳・全粉乳・バターは上昇した。

砂糖は4.1%下落し、20年10月以来の安値。米国での記録的な生産などで世⁠界的に供給過剰が予想されている。

FAOは別の報告書で、25年の世界穀物生産予測を小幅上方修正し、過去最高の30億2900万トンとした。トウモロコシとコメの予測値を微調整したことが主因。

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