Angelo Amante Claudia Cristoferi Inti Landauro

[ローマ/パリ 5日 ロイター] - イタリアのクロセット国防相は5日、フランス、スペイン、オランダを含めた4カ国が、地中海の島国キプ⁠ロスを保護するため数日以内に海軍を派遣すると議会で述べた。また、フランスのマクロン大統領がイタリアとギリシャの両首相と「紅海における船舶の安全確⁠保に向けた協力強化と、キプロスへの軍事派遣に向けて調整することで合意⁠した」と関係者が明らかにした。

米イスラエルとイランの交戦は、キプロスの英空軍基地への無人機(ドローン)攻撃のほか、南アジアの海域にまで波及。英国のヒーリー国防相はキプロスのパルマス国防⁠相と会談し、防空体制の強化について協議した。英国は対ドローン能力を備えた⁠追加⁠のヘリコプターや駆逐艦を配備すると発表した。スペインは防空任務のためフリゲート艦をキプロスに派遣すると発表。オランダ政府も海上船舶の安全確保支援を検討しているとしている。

ただ、同盟国の米国が攻撃を⁠続ける中、欧州各国は直接的な交戦参加には否定的で、微妙なバランスを模索している。イタリアのメローニ首相は、イランによる空爆からの防空装備を求める湾岸諸国からの要請に応じる考えを示す一方、5日のラジオのインタビューでは「われわれは戦争に突入したくない」と述べた。⁠英国は、一部の基地からの限定的な防衛活動を米国に容認し、ドローン撃墜などの防衛には加わっているものの、イラン攻撃には参加していない。英国とキプロスいずれの政府も、キプロスがイラン攻撃に利用されることはないとしている。 

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