[ロンドン 5日 ロイター] - S&Pグローバルが5日発表した2月の英国建設業購買担当者景気指数(PMI)は44.5となり、前月の46.4(7カ月ぶり高水準)から低下した。活動縮小は14カ月連続となり、世界的な金融危機以降で最長の低迷期間を更新した。
指数は景気判断の節目となる50を2025年初頭から一貫して下回っており、ロイターがまとめた市場予想の中央値(47.0)も下回った。
先行きへの楽観度は14カ月ぶりの高水準に達しており、数少ない明るい材料となった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのエコノミスト、ティム・ムーア氏は、2月の低下ペースは25年1月に50を割り込んでからの平均的な落ち込みよりも速かったと指摘した。
「26年初頭には安定の兆しが見られたが、2月は住宅建設の急激な落ち込みが建設活動全体の足かせとなった」と述べた。
受注の減少については、市場の停滞に加え、「異例の降雨」による工事の遅延、さらに25年7月以来の激しいコスト増が重なったことが要因と分析している。
部門別では、住宅建設指数が前月の39.3から37.0に低下し、8カ月連続の低下となった。商業建築や土木工事も活動が縮小した。
こうした建設セクターの弱さは、スターマー政権が掲げる「5年間で150万戸の住宅建設」という、1970年代以来の高い目標の達成に疑問符をつける形となっている。
全セクター指数は52.9と、前月の53.1(24年8月以来の高水準)をわずかに下回った。