Yousef Saba

[2日 ロイター] - サウジアラビアの国有石油会社サウジアラムコは、ドローン攻撃を受けてラスタヌラ製油⁠所の操業を停止した。関係筋が2日明らかにした。

ペルシャ湾岸に位置する同製油所は日量55万バレルの処理能力を持つ中東最大級の施設で、サウジ⁠産原油の重要な輸出拠点。

関係筋によると、予防措置としての操業停止⁠で事態は落ち着いているという。サウジ国防省報道官はテレビ局アルアラビーヤに対し、施設でドローン2機を迎撃、落下した破片で小規模な火災が発生したが負傷者はいないと明ら⁠かにした。

イランは米国とイスラエルによる空爆への報復として、アブダビ、⁠ド⁠バイ、ドーハ、マナマ、オマーンの商業地区ドゥクムなど中東湾岸地域をドローンで攻撃している。

サウジのエネルギー施設は過去にも攻撃対象となったことがあり、2019年9月にはアブカイクとクラ⁠イスの施設に対するドローン・ミサイル攻撃では、同国の原油生産の半分以上が一時的に停止し、世界的に市場が混乱した。

リスク情報会社ベリスク・メープルクロフトの中東首席アナリスト、トルビョルン・ソルトヴェット氏は、ラスタヌラ製油所⁠への攻撃は事態の悪化を示し、湾岸地域のエネルギーインフラはイランの狙い目となっていると指摘。「今回の攻撃でサウジや近隣湾岸諸国が、対イラン軍事作戦に加わる可能性が高まる」との見方を示した。

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