東南アジアでも高まる、東南アジアでの懸念

アメリカン・エンタープライズ研究所のフェローで中国技術の分析官であるライアン・フェダシウクは、「中国が無人水中航行体を送り込み、インドネシアの漁師に引き上げられるという毎年恒例の出来事が今なお起こっているは興味深い」とX(旧ツイッター)に投稿した。

また、このUUVはCSICの深海潜航機「海神」シリーズに属する可能性があるとの見方を示した。

東南アジアでは長年にわたり、インドネシア、ベトナム、フィリピンなどの海域で、漁師がUUVを発見する事例が相次いでいる。ロンボク海峡でCSIC製の潜航機がデータ収集を行っていた可能性があり、地域で紛争が発生した場合にそのデータがどのように使用され得るかについて疑問を投げかけている。

ロンボク海峡は深水の航路として、潜水艦や超大型タンカーの通行を可能にする、ジャワ海とインド洋を結ぶ海域だ。マラッカ海峡が遮断された場合の代替ルートとして重要視されており、米国が関与する可能性のある紛争シナリオでも注目されている。

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