高学力の男女の年収格差を表すジニ係数

<図2>は同じジニ係数の国別ランキングだが、日本の数値は22カ国の中で最も高く、かつ2位以下を引き離している。格差が大きいと判断される0.4の水準を超えているのは日本だけだ。

潜在能力が同じくらいの男女の比較であるだけに、ショッキングな現実だ。性別という生得要因によって能力主義が骨抜きにされてしまっている。収入が能力よりもジェンダーに規定される国と言っていい。

明らかな不公平であると同時に、社会にとっては女性の才能を浪費していることにもなる。背景には、先に述べたような教育機会の男女格差、就労後のマミートラックの問題等があるが、致し方ないこととして割り切ってはならない。<図2>の国別のジニ係数をもう一度見ると、能力を揃えた場合、収入の性差がほとんどない国だってある。

女性の才能をもっと活かせる社会を構築する余地は多分にある。

<資料>
OECD「PIAAC 2022-2023」

【グラフ】高学力の男女の年収格差を表すジニ係数(先進国比較)
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