会社の名誉を傷つけたということで懲戒解雇に


 あくる日である。
 出社すると、上司から呼ばれた男性は、あるSNSの画面を見せられた。そこには、会社のユニフォームを着て、放尿している男性の姿があった。その投稿は拡散され、会社にも「清掃会社の人間が立ちションですか? 二度とこの会社を利用しません」という文言とともに、直接送られてきた。(19〜20ページより)

言い訳などできず、会社としても見過ごすわけにはいかない。結局、男性は会社の名誉を傷つけたということで懲戒解雇になった。しかもSNSで顔や勤務先が特定されたため、同業他社に面接に行っても門前払いとなり、職を失ってしまう。

独身で相談相手もいなかった彼は酒に逃げ、やがて貯金も尽きたため複数の消費者金融を頼る。そこから借金は雪だるま式に増えていき、最終的には自己破産する以外になかったのだという。立ちションが、人生を大きく変えたのである。

もうひとつ、「リボ払いで破産した」ケースを紹介しよう。

社会人1年目の男性は同僚の勧めでクレジットカードを作ったが、当初は利用していなかった。「やらかした」のは、2年目に親元を離れて一人暮らしを始めてからである。洗濯機、冷蔵庫、ベッドなどを買い替える必要があったため、初めてカードを利用したのだ。

一括払いは難しかったため、毎月1万円ずつのリボ(リボルビング)払いを選択。ご存じのとおり、利用金額や件数に関わらず、毎月の支払額が一定になる返済方法である。

絵に描いたような悪循環、支払額は月20万円超に