中国の習近平国家主席は北京近郊で現在も建設中の大規模な雄安プロジェクトを視察し、事業の完成に向けて関係者を督励した。
首都の南西約100キロに位置する河北省の「雄安新区」は、沿海部の深センや上海・浦東といったハイテク・金融ハブと並び、国家的に重要な3つの特別区の一つに数えられる。
新華社通信によると、習氏は23日の視察時に「雄安新区は改革とイノベーションを原動力とし、技術革新と産業革新の深い融合を推進すべきだ」と述べた。習氏は北京の過密化と渋滞を緩和するため、国有企業、大学、科学技術企業、金融機関を「大ロンドン(Greater London)」とほぼ同規模の雄安へ移転させることを目指している。
2017年の着工から10年近くが経過する中、雄安の中心部は依然として人口がまばら。ただ、同都市は35年までの基本完成を目指している。
習氏の現地訪問は17年以降で4回目となる。
公式文書や国営メディアは、同都市の建設決定を来るべき千年紀において永続的な重要性を有するものとして称賛。計画策定、意思決定、およびプロジェクト推進における習氏の個人的な役割を強調している。
[ロイター]

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