消費者は中国車に興味

ハリス・ポールやコックス・オートモーティブの調査によると、消費者も中国車の輸入許可については、データセキュリティーや米企業保護の観点から一定の懸念を抱いている。

ただオハイオ州の自動車ディーラー、レット・リカート氏は、中国車が入手可能になればすぐに売れるのは間違いないと語る。

最近のコックス・オートモーティブの調査によると、中国自動車ブランドの米国進出を支持するディーラーはわずか15%で、中国車が米国の安全基準を順守すると信頼している割合は26%にとどまった。

しかし、そうした障害にもかかわらず中国車の購入意欲⁠は収まらない。今後2年間で車の購入を予定する米消費者802人を対象としたコックスの調査では、約半数の49%が中国車を非常に良い、または素晴らしく「お買い得」だと評し、40%が中国車ブランドの米市場参入を支持すると答えた。

車愛好家のユーチューバー、リッチ・ブノワさんは、中国車の最大の魅力は価格だと語る。「効率的で静かで、低コスト。皆、通勤の足が欲しいだけで、誰もが車マニアというわけではないのだから」

彼は今、メキシコでBYDの車を買い、自ら運転して国境を越えようと企てている。「手に入れるにはそれしかない」

[ロイター]
トムソンロイター・ジャパン
Copyright (C) 2026トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます
ニューズウィーク日本版 台湾有事の新シナリオ
2026年4月21号(4月14日発売)は「台湾有事の新シナリオ」特集。

米・イラン戦争で変わる地域紛争の「大前提」/石油危機を恐れるべき理由

※バックナンバーが読み放題となる 定期購読はこちら
※画像をクリックするとアマゾンに飛びます