自己規律の欠如は致命的

トランプにとってイラン戦争における最大のリスクは、事態を収めようとして打った対応策が新たな負債を生む構造に引き込まれることだ。

サウス・パース危機は、単一の攻撃が「湾岸での報復」→「LNGの混乱」→「トランプのレッドライン」→「さらなる挑発」に連鎖する様を示した。

これらの罠を避けるには、トランプが得意とする強硬なパフォーマンス以上の自己規律が求められる。

体制転換ではなくホルムズ海峡の安全確保のみに目標を絞り込み、公の威嚇は実行可能な範囲にとどめる、そして原油価格が高騰しても軍事対応で右往左往しないことが必要だ。

そうでなければ、軍事行動と市場の混乱、同盟国との食い違いが連鎖して事態は制御不能に陥る。

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