<両国の間では、昨年10月にも中国軍戦闘機が至近距離で豪軍哨戒機にフレアを放出する騒動が取り沙汰されていたが──>

中国海軍が「職務上の規範に反する危険な行為」をした──米同盟国のフィリピンや日本が中国軍の安全でない行動へ抗議するなか、オーストラリアが新たにそう非難した。

【動画】中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?

こうした抗議に対し、中国はしばしば自国の主権を侵害したと相手を非難し、地域安定を脅かしていると反論する。

オーストラリア国防省によれば、事件が起きたのは3月4日。黄海の公海上で、アメリカの対北朝鮮制裁に関わる監視活動を行っていたオーストラリア海軍の艦船から発艦したヘリに、中国海軍ヘリが「危険な距離まで」接近した。昨年10月にも、オーストラリア軍哨戒機に中国軍戦闘機が至近距離でフレアを放出した。

「中国軍は日常的に空海域で地域国、およびアメリカなど地域外国の軍隊と数多く遭遇している。だが近年、『危険』事例は主にオーストラリア軍との間で頻発している」と、北京大学が設立したシンクタンク、南海戦略情勢感知はX(旧ツイッター)で指摘する。

南海戦略情勢感知のX(旧ツイッター)投稿
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