象徴的なシーンがある。ヒースクリフがキャサリンにキスをしようと、コルセットのひもをつかんで彼女の体を乱暴に引き上げる。コルセットをきつく締めた肌には既に血がにじんでいるが、SM趣味のあるヒロインは手荒な扱いに積極的に応じる。
女性の抑圧のシンボルになり得るコルセットが、ここではフェティッシュなセックスの小道具になる。これぞフェネル印の『嵐が丘』だ。
“WUTHERING HEIGHTS”
『嵐が丘』
監督╱エメラルド・フェネル
主演╱マーゴット・ロビー、ジェイコブ・エロルディ
日本公開中
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