<デスクリサーチに特化した生成AIエージェントを提供するデスクレックスの冨田到が教える、グロック(Grok)の本質──>
X(旧Twitter)に統合されたグロック(Grok)──。
その特徴を、生成AIリサーチによる調査代行やコンサルティングを提供している冨田到は、「リアルタイムデータで積極的に回答し、ときにウィットを交える一方、不適切なコンテンツを生成するリスクをはらむ」という。
冨田が執筆した『知的生産でAIを使いこなす全技法』(かんき出版)より、Grokの突き抜けた個性と、想定できる活用範囲について、一部抜粋して紹介する。本記事は第2回。
※第1回はこちら:生成AIのプロが教える...ChatGPTの「最も効率的な使い方」とは?
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xAIは「当たり前を疑う」
xAIは、他のAIサービスとは明らかに異なる方向性を持っています。それは「創造性の探求」です。
イーロン・マスクが率いるxAIの根底には、極めて哲学的で壮大なビジョンがあります。それは「宇宙を理解すること(to understand the universe)」です。
マスクは「異星人はどこにいるのか? 人生の目的とは何か? 宇宙はどのように終わるのか?」といった人類最大の疑問に答えることを目指していると語っています。
このビジョンを支えるのが、マスクの事業哲学の核である「第一原理思考」です。これは、物事を最も基本的な真理まで分解し、そこから再構築するアプローチです。
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