それでもその防空ネットワークは「脆弱で、イスラエルの攻撃を防ぐことはできない」と、英国のシンクタンク「カウンシル・オン・ジオストラテジー」の特別研究員で、防衛コンサルティング企業アーシペルの創設者クリスチャン・ル・ミエールは述べた。
2025年6月と同様、今回もイスラエルが早々に制空権を宣言できたのは、イランの防空が「著しく劣化している」ことを示しているという。
イランも攻撃を開始し、中東の複数の国が防空システムを稼働させる事態となっている。
3月2日時点で、イスラエル、カタール、ヨルダン、サウジアラビア、オマーン、クウェート、アラブ首長国連邦が、イランのドローンやミサイルによる攻撃があったと報告している。英国は、キプロスの英軍基地上空でイランのドローン2機を撃墜したと明らかにした。
こうした攻撃により、イランは保有する弾道ミサイルの一定割合を消費したとみられる。イランの弾道ミサイル戦力を破壊することも、米国とイスラエルの攻撃目標の一つだ。
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