魅力とリスクを理解した投資判断を

原油高という投資テーマは直感的でわかりやすい反面、地政学リスクのニュースの見出しひとつで原油相場が急変し、株価も短期で大きく振れる傾向があります。この先、一気に緊張緩和に向かって原油価格が一服すれば、利益確定の売りや株価の急な調整が起こるリスクもはらんでいます。

エネルギー関連株への投資を検討する際には、まずはその企業が「上流・下流・中流」のどこを主戦場としているかを押さえた上で、総合的な投資判断を行うことが重要です。高配当という大きな魅力と、相場急変時のリスクの双方を理解しながら、インフレや景気後退への警戒に対する防衛策としてエネルギー株を活用してみるのもいいかもしれません。

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[筆者]
山下耕太郎(やました・こうたろう)/トレーダー、金融ライター

一橋大学経済学部卒業。証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て、個人投資家・トレーダーに転身。株歴20年以上。現在は、日経225先物・オプションを中心に、現物株・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。趣味はウィンドサーフィン。

Xアカウント:@yanta2011 note:https://note.com/investwriter

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