[ロンドン 20日 ロイター] - 20日発表された2月のユーロ圏のHCOB総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.9となり、前月の⁠51.3から上昇した。

製造業が昨年10月以来初めて拡大に転じたことで、市場予想を上回る改善となった。一方、主力のサービス業はわずかに予想を下回った。

総合PMIは14カ月連続で景気⁠拡大・縮小の節目である50を上回った。ロイターがまとめた市場予想平均は51.5だった。

⁠製造業PMIは前月の49.5から50.8へと大幅に上昇した。生産指数は52.1(前月50.5)と、6カ月ぶりの高水準を記録。2月の回復は需要の再燃がけん引しており、新規受注指数は49.2から50.9へと改善した。

ハンブルク商業銀行のチーフエコ⁠ノミスト、サイラス・デラルビア氏は「時期尚早かもしれないが、製造業PMIが拡大圏に浮上⁠した⁠ことは、同セクターの転換点となる可能性がある」と分析。「2022年6月以降、拡大圏に入ったのは昨年8月の一度きりだ。今回は、さらなる成長に向けた基盤がより整っているように見える」と述べた。

サービス業PMIは51.8(前月51.6)と微増にとどまり⁠、市場予想(51.9)をわずかに下回った。

物価圧力は全体的にやや強まったものの、企業の価格転嫁のペースは緩やかだった。

ドイツでは企業活動が4カ月ぶりの高水準に達し、ユーロ圏全体の拡大をけん引した。一方、フランスでは需要の弱さを背景に民間部門の成長は力強さを欠いた。

キャピタル・エコノミクスのアンドリュー⁠・ケニングハム氏は「2月の速報PMIは、ドイツの持ち直しを主因にユーロ圏経済が妥当なペースで成長していることを示している」と指摘。

「過去3年間、総合PMIと域内総生産(GDP)成長率の関係は弱かったが、表面的には経済が緩やかな拡大を続けていることを示唆する」と述べた。

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