[17日 ロイター] - 米国株式市場は序盤の下げから持ち直し、小幅高で取引を終えた。ハイテク株が一時の安値から反発したほか、金融株が相場を支えた。

S&P総合500種情報技術指数は一時1.5%安まで下⁠げたが、エヌビディアやアップルの上昇がマイクロソフトやオラクルの下げを相殺し、0.5%高で取引を終えた。

人工知能(AI)がビジネスモデルを揺るがすのではないかとの懸念から、先週はソフトウエア関連や証券、運輸株などに売りが広がり、主要株価3指数はいずれも週間で昨年11月半ば以来の下落率⁠を記録した。

インガルス・アンド・スナイダーのシニア・ポートフォリオ・ストラテジスト、ティム・グリスキー氏は「投資家が資金をどこに回⁠すかについてはさまざまなトレンドが見られる」とし、「市場は非常に短期的な動きを見せており、AIトレードが好まれる局面が再び来る」との見方を示した。

中国AI企業による潜在的なリスクは不確実性を高めた。中国の電子商取引(EC)大手アリババグループは16日、複雑なタスクを自律的に実行できる新型人工知能(AI)モデル「Qwen(通義千問)3.5」を発表した。

ハイテク株は安値から持ち⁠直したものの、ソフトウエア株への圧力は続き、S&P500ソフトウエア指数は1.6%安。インテュイットとケイデンス・デザインがともに5%超下落した。

金融⁠株は好⁠調で、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェースなど銀行株の上昇を受け、ダウ工業株30種は序盤の0.7%安からプラス圏に浮上した。

一方、主要消費財は1.5%下落。食品大手ゼネラル・ミルズが年間のコア売上高と利益の見通しを引き下げたことを嫌気し、7%安となった。

ノルウェージャン・クルーズラインは12.1%上昇。アクティビスト(物言う株主)のエリオットが10%超の株式保有を明らかにした⁠。

決済サービスのファイサーブも6.9%高。アクティビストのジャナ・パートナーズが株式を取得したと伝わった。

医療機器のマシモは34.2%急伸。ダナハーが負債を含めて99億ドルで買収すると発表した。ダナハーは2.9%安。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.02対1の比率で上回った。ナスダックでは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.07対1の比率で上回った。

米取引所の合算出来高は177億6000万株。直近20営業日の平均は207億株。

   終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 49533.19 +32.26 +0.07 49525.37 49732.37 49169.84

 前営業日終値 49500.93            

ナスダック総合 22578.38 +31.⁠71 +0.14 22394.76 22690.83 22256.76

 前営業日終値 22546.67            

S&P総合500種 6843.22 +7.05 +0.10 6819.86 6866.99 6775.50

 前営業日終値 6836.17            

ダウ輸送株20種 19534.54 +191.2 +0.99      

2

ダウ公共株15種 1166.61 -4.57 -0.39      

フィラデルフィア半導 8136.05 -1.81 -0.02      

VIX指数 20.29 -0.91 -4.29      

S&P一般消費財 1831.86 -0.34 -0.02      

S&P素材 661.82 -7.77 -1.16      

S&P工業 1480.68 +6.63 +0.45      

S&P主要消費財 984.52 -15.11 -1.51      

S&P金融 866.04 +8.48 +0.99      

S&P不動産 279.23 +2.85 +1.03      

S&Pエネルギー 822.49 -11.42 -1.37      

S&Pヘルスケア 1832.36 -3.56 -0.19      

S&P通信サービス 438.51 -2.63 -0.60      

S&P情報技術 5429.22 +26.63 +0.49      

S&P公益事業 469.96 -1.72 -0.37      

NYSE出来高 14.48億株          

シカゴ日経先物3月限 ドル建て 57105 + 495 大阪比    

シカゴ日経先物3月限 円建て 57085 + 475 大阪比    

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