Pablo Sinha

[17日ロイター] - 17日の貴金属市場で金が2%以上下落している。投資家が18日に公表される米連邦公開市場委員会(FOMC)⁠の1月議事要旨を待つ中、イランやロシアの地政学的な緊張緩和やドル上昇が下落要因となった。

金現物は一時、1オンス=4862ドルと、1週間超ぶりの安値を付けた。0622GMT(日本時間午後⁠3時22分)時点で1.9%安の4898.53ドル。米金先物4月限は2.6%安の4917.70ドル。

市場では「⁠旧正月による中国やアジア諸国の休場に加え、米国も祝日で市場参加者が少なく、買い手が不在だった」(キャピタル・ドット・コムのシニア・マーケット・アナリスト、カイル・ロッダ氏)との声が出ている。

テイスティーライブの⁠グローバルマクロ責任者、イリヤ・スピバック氏は「(地政学的)リスクがそれほど拡大し⁠てい⁠るようには見えないため、(金価格は)あまり大きく動いていない」とし、FOMC議事要旨のほか、連邦準備制度理事会(FRB)の考え方のヒントになる情報が重視されるだろうと述べた。

トランプ米大統領は16日、スイスのジュネーブで17日に開始予⁠定の核問題を巡るイランと米国の協議に自身が「間接的に」関与すると明らかにし、イランは合意を望んでいると確信していると述べた。

また、ウクライナとロシアは米国の仲介による3回目の和平協議を17─18日にスイス・ジュネーブで行う。ロシア大統領府は今回の協議について、主な争点である領土問題に焦点が当てられる⁠可能性が高いと述べている。

ドル指数は0.2%上昇。スピバック氏は「(金価格の)直近のレンジ上限は5120ドル近辺だが、次の本格的な目標は5600ドル近辺の高値圏回復で、その後は史上最高値を目指す展開となる」と予想した。

銀現物は一時5%超下落した後、2.8%安の74.46ドル。

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