Julie Zhu Sophie Yu

[香港/北京 12日 ロイター] - 旅行会社によると、今年の中国の春節(旧正月)は海外旅行者が増加すると見込まれている。ロシアやオ⁠ーストラリア、タイ、韓国などが主な渡航先で、日本の人気は低下しているという。

今年の春節休暇は15日から始まる9日間で、例年より1日長い。この時期には数百万人が帰省し、レジャーや外食などの支出が⁠増加する。前後40日間の移動ラッシュ期間中に、延べ95億回の旅客移動が予想されている。昨年の90億⁠2000万回を上回り、過去最高となる見込みだ。

春秋旅行の幹部は、今年の国内レジャー需要は暖かい目的地と雪のある目的地に二極化しており、熱帯の島である海南島や北東部の長白山への旅行が人気だと述べた。

中国の大半の地域で低温が続いているため、タイが再び海⁠外渡航先の首位になっていると指摘した。また、ロシアへの予約が昨年の2倍以上になり、北欧への旅行⁠も同⁠様に増えたという。

ドラゴン・トレイル・リサーチのマーケティング・コミュニケーション担当ディレクター、シエナ・パルリスクック氏は、今年はロシアへの旅行が増えると予想し、ロシアが昨年12月、中国からの訪問者に対し査証(ビザ)を免除する措置を取ったことを理由に挙⁠げた。

中国最大の旅行予約サイト、トリップ・ドット・コム・グループは、長距離旅行の回復により、オーストラリアへの訪問者が前年同期比で100%超増加したとしている。

航空情報会社IBAによると、春節休暇期間中の国際線の座席供給は入国と出国の双方で前年同期比9%増えた。

一方、海外旅行先の上位に挙がることの多い日本への旅行は、政治的緊張の高まりにより大幅に落ち込⁠んでいる。

旅行データ提供会社フライト・マスターによると、2日からの週に、中国と日本間のフライトは前年同期比49.2%減少した。昨年の春節期間中に運航されていた58路線では、現在全ての便がキャンセルされている。昨年はトリップ・ドットコムの人気海外旅行先ランキングで日本はタイなどと並んで首位だった。

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